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キリスト教では、2月から3月にかけて、とても大事な行事があります。
それがいわゆるカーニバル、日本語で言うと謝肉祭、イタリア語では“カルネバーレ”と言い、キリスト教の年中行事の一つで、通常、復活祭までの1ヶ月間に行われるようです。

キリスト教世界でも、最も古い歴史を持つ国の一つであるイタリアでは、ラテン系というお国柄もあってか盛大にカーニバルが行われ、イタリア観光のハイライトにもなっています。

中でもいちばん有名なのはヴェネツィアの“カルネバーレ”、ここのカーニバルの時期には、世界中か観光客が大勢集まって、思い思いの仮装をして大騒ぎ。

その押しかけ振りと、騒ぎっぷりは、あの小さな島が沈んでしまうんじゃないか?と揶揄される程ですが、実は騒ぎの中心にいる人々は、他の地方や他のヨーロッパ諸国、それからアメリカからやってきた観光客が多いとの事。
ちなみに地元っ子たちは「まぁ、いつもの事さ」と、マイペースで、楽しんでいるようではあります。

さて、その“カルネバーレ”、日程はユダヤ暦で決められていて、どんなに小さな街でもその街の“カルネバーレ”というものがあり、それぞれの地方で若干の時期のずれがあるので、週末に“カルネバーレ”めぐりに出かける、というアツい人々もいるぐらいです。

ちなみにミラノでは秋冬物コレクションの発表時期ということもあり、街の中はちょっとしたデザインの見本市状態、出張へ出かけて来るファッション・ビジネスの関係者を多いに楽しませてくれます。

“カルネバーレ”といえば仮装!その中でも子供達の仮装は可愛い上に、なかなか凝っていて一見の価値ありです。ちょっと照れながら写真に収まってくれたこの子の仮装は◎でした。 子供達の仮装その2。
「この春のトレンド」のようなフワフワのドレスがとても可愛かったのですが、思い切りブレてしましました。m(_ _)m
   
夜になるとこの賑わい、ものスゴイ人だかりでした。まさに立錐の余地無し。 “ドゥオーモ”の特設ステージ夜の部。メインイベントはMTV常連!みたいな、有名な人のライブが行われる事もあります。 ドデカい人形まで出てくる大騒ぎ。

カーニバルの間の2〜3週間は、街には仮装をした人達を多く見かける事ができ、ショーウィンドウには“カルネバーレ”仕様のド派手で楽しげな変装用衣装(?)が並びます。
お菓子屋さんには、この時期だけ季節物のお菓子(シュークリームや、小麦粉の薄い生地を揚げて砂糖をまぶした、びろびろのクッキー「キャッケレ(おしゃべりと言う意味)」)が山のように積まれています。
そして街角では、そこら中で歌や踊りの輪、中にはこの時とばかりにハジけまくっている人達も・・。

所変わってミラノのドゥオモ寺院前の広場では仮設ステージが設けられ、アーティスト達の歌や躍りなどが、耳を劈く大音響で演奏されていて、様々なショーも楽しむ事ができます。

“ドゥオーモ”前のステージをお昼に見たところ。雪が降っているのではありません。何やら不穏な臭いが…。 お祭りの時には、この人たちの活躍が欠かせません。歩いていてくれるだけで、ちょっと安心かも。 「お前かけられちゃってんジャンよー」と言われてるかどうかは解りませんが、気を抜いていると、たちまち泡スプレー攻撃に遭っちゃいます。
     
中にはここまで集中攻撃に遭っちゃう人も…。それでも平気な顔をしてられるのは、“カルネバーレ”のというお祭りの魔力? もちろん、私も被害に会ってしまった一人です。ここまできたら、もう笑っちゃうしかないでしょう。ペンキ掛けられなくて良かった…。 モチロン、小西Dも被害は小さいながらも、標的になるのは例外ナシ!“カルネバーレに行きたい!”と言う人はスプレー攻撃にはゼヒ気をつけてください。

そして最終日には、人々の興奮はより一層の盛り上がりをみせ、“カルネバーレ”の騒ぎは最高潮に達します。
すべての街中が大騒ぎで、通行人さえも巻き込んで泡のスプレーをかけ合い、商店もウインドウに落書きされたりと大迷惑!中にはスプレーペンキをかけてくる剛の者もいる始末。
一歩街に足を踏み入れてしまったら、恐らくタダでは済みません。
服だけでなく、髪の毛や顔までスプレーを掛けられベトベトになってしまいますし、 また、この時期はスリやヒッタクリなんかも増えてますので、行く機会のある方はくれぐれもオシャレな洋服やバッグを持って、無防備にうろつかないように注意して下さい。

訳の解らないゴミと、紙ふぶきで道路が埋まるくらいですから、翌日はどうなっちゃうんだろう?と、ちょっと心配してしまいますが、夜が明けてみると、不思議な事にチリ一つ落ちてないくらいに綺麗に掃除されており、昨夜の大騒ぎは何だったんだ?とか考えてしまう、不思議な 景色も体験できてしまいます。


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