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パリ・チュイルリー公園

チュイルリー公園はセーヌ川沿いに、コンコルド広場からルーヴル宮をつなぐ長くて広い公園です。
その歴史を紐解いてみると、1563年当時の王太后カトリーヌ・ド・メディシスが、チュイルリー宮殿とイタリア式の庭園を造らせたもので、その後ヴェルサイユ宮殿の造園で著名なル・ノートルによりアレンジされ、フランス有数の見事な庭園として完成しました。

ちなみに、この庭園を造らせた王太后カトリーヌ・ド・メディシス、イタリア語で読むと「メディチ」、ヨーロッパ中世史に詳しい方なら名前を聞いてピンと来た方もいらっしゃるのでは?
そう、彼女の実家は当時のイタリア・フィレンツェの大富豪、そしてミケランジェロなど芸術家のパトロンとしても有名な「メディチ家」なのです。

彼女は歴史上では希代の悪女、そして悪政を行った独裁者として知られています。
しかし悪女と呼ぶのは簡単ですが、あまりにも寂しいその境遇に目を向けると、一概に「悪女」と一括りにしてしまうのは可哀想な気もします。

旧宮殿もさる事ながら、庭園の美しさも見逃せません。 このゲート(カルーゼル凱旋門)を潜るとルーブル美術館です。 正面に見えるのがルーブル美術館の入り口であるガラスのピラミッド。夜になるとライトアップされてとってもロマンチックな雰囲気です。

噴水池で寛ぐのもまた良いです。アップで写っているのは「ただそこにいる鳥(小西D談)」、ハト。

情緒ある風景にの中に突如として現れるアミューズメントパーク。好きな人にはたまりませんね。

中に入るとこの賑わい!お化け屋敷の前ですが、お化けというより怪獣屋敷といった感じがします。


彼女は父も母も早くに失って14歳でフランスの王室に嫁いだものの、結婚相手のアンリ2世は彼女には見向きもせず、愛人のもとへ通う毎日。生まれてから、これまで誰にも愛されたことがなく、夫にさえも振り向いてもらえない、経済的には豊かにも関わらず心は満たされる事のない寂しい日々を送っていた事は想像に難くありません。

そんな彼女に他の人を愛し、慈しむことは難しかったのかもしれません。
夫、アンリ2世がなくなったあとは独裁者となり、多くの市民を弾圧、歴史に名を残す「悪女」になってしまいます。
さまざまな悪政を行い、人々から恐れられましたが、このチェルイリー公園は彼女が短い間だったけど両親と楽しく過ごした故郷、フィレンツェへの望郷の思いが詰まっているのかもしれません。

そして今「チュイルリー公園」は、そんな悲しい歴史が信じられないほど穏やかで楽しい雰囲気でいっぱいです。
一歩公園の中に足を踏み入れると、のどかに日光浴を楽しむ人、ぶらぶら散歩を楽しむカップル、またジョギングをする人など、パリのど真ん中にありながら、ここだけは時間が止まっているように思えるのんびりした空間が広がっています。

そしてもう一つ見逃せないのが、この公園は古い建物ばかりでなく大きなアミューズメントパークも併設している事。
巨大な観覧車を始め、逆バンジージャンプなどスリル万点の乗物?、そしてまたオバケ屋敷 (日本とは全く違ったニュアンスのお化けが出てくるので興味深いですよ)など、子供さんと一緒に(オバケ屋敷はちょっとキツいかもです…)楽しめるアトラクションがいっぱいです。
さすがに街中にあるだけに連日、家族づれや学生さん達、カップルなどでいっぱいで、その一角だけは本来のチュイルリー公園とは、またちょっと違った雰囲気となっています。

「逆バンジー」。こんな所でお目に掛かれるとは思いませんでした…。

真ん中でヅラを被せられている女の子、すごくキュートでした。

「逆バンジー」がスリルなら、こちらはなごみ系アトラクションの代表「射的」。


古い建物と最新の観覧車の組み合わせ。ちょっと?です。何となく「お台場」ような…。

ここにいると時間がゆっくり流れてゆく感じ。

公園内のカフェ。こちらもゆったり。



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