| ブランド品のイメージといえば、なんといっても高価なことがあげられると思いますが、「高いお金を出してまで手に入れたい」という気持ちには2種類の考え方があるようです。
一つは最先端のファッションといった品物そのものよりも、その製品に付加されているソフト的な部分に期待する気持ち。
もう一つは高くても良いものは長く使えるといった製品そのものの品質に期待するハードに着目したものです。
後者の品質に期待するという考え方からすれば、数十年たった品物でも大切に使われていればまだまだ利用することは可能、というよりも逆に「アンティーク」としての価値によって、新品よりも価値が高騰する場合すらあります。
「ロレックス」に代表される機械時計のアンティークや、パリの蚤の市などで数十年前の「ルイ・ヴィトン」のトランクが(例えボロボロ出あったとしても)高い値段で取引されているのは有名ですが、ブランドの総本山(?)とも言えるパリ市内にも、そんなアンティークショップが沢山あります。
Didier Ludo(ディディエ・リュド) | 住所:
24 Galerie Mont-Pensier 1er (パレ・ロワイヤル内) |
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| 1,2:代表的なアンティークショップ。1920年〜80年代の服や小物が所狭しとディスプレイしてあります。どれもスゴク綺麗な状態で今すぐ使えそうな感じ。って当たり前か…。 |
日本のリサイクルショップでは、本物、偽物を見分ける力が今イチなのか、「疑わしくは買い取らない」みたいなところが多く、品揃えもルイヴィトン、シャネル、エルメスと偏ったものになりがちですが、本場パリでは有名なデザイナーが直接作ったオートクチュールなどがずら〜と並んでいて歴史の違いを感じさせられます。
見ているだけでゾクゾクもののアイテムもディスプレイされています。ただ品揃えが決してセンスの良いものばかりとは言えないお店もあり、その辺はオーナーの選択眼の見せ所という感じでしょうか。
それと、特筆すべきは製造された年代がちゃんと明記されていること。 間違っても、どこかの国のように買ってすぐ品物を売りに行くという人など皆無なので、最新のコレクションが並んでいる事はまずあり得ません
。 中には50年以上前のディオールのスーツなどが売られていたりして、ビックリする事もしばしば。
そのころの製品ということは、ムッシュ・ディオールが実際にデザインし、作ったものだということを意味していますので、その価値はなかなかのものだと思います。
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| 3:ジョン・ロブのメンズシューズ。後ろの方には「ディオール」サドルバッグらしきものも…。 | 4:エルメスのケリーバッグもありました。今すぐ行きたくなった人も多いのでは? | 5:1960年のディオールのベルト、奥にはエルメスのコンスタンスが…。 |
物を大切にする気持ちから生まれるアンティークを愛する心は、現在の「消費大国 日本」では考えられない概念、昨今の「アンティーク流行り」も、ただ「お洒落だから」とかの理由である事が多く、その「物」にまつわる背景は蔑ろにされがち、そういった意味ではホント見習いたい一面ではあります。
例え中古市場とは言え日本のリサイクルショップを見ていると、物を大切にするよりも、粗末にしている結果の品揃えとなっているように思われるのは、ブランドを扱う人間として非常に嘆かわしい事である、としか言い様がありません。
こういうのを文化の違いって言うんでしょうかねぇ…。
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| 6:1970年製のシャネルスーツ。今着ると逆に新鮮な感じでいいかもしれません。 | 7:「シャネル」のアクセサリーやミュールも。マニアの人にはたまらないですね。 | 8:ディオールのスーツのスカート部分です。なんと1949年製! |
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