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良い物を永く使う。パリ最大の蚤の市クリニャンクール

 とにかく物を大切にするヨーロッパの人々。大量生産、大量消費に代表されるアメリカ社会とはまったく違った価値観が感じられます。

 以前にも何度か取り上げましたが、パリにはアンティークショップが多数あり絵画や家具を初めとして、50年以上前のディオールのワンピースや30年以上前のシャネルスーツ、はたまた100年前のルイヴィトンのトランクなどが普通に売られています。

バイヤーズVOICEバックナンバー(参考)

http://www.i-lovebrand.com/html/w_ILB/20031111/voice.htm
http://www.i-lovebrand.com/html/w_ILB/20020528/voice.html

 売られているからには、買う人がいるわけですから、物を大切にする精神が人々の隅々にまで浸透しているのは驚きです。もちろん物作りに携わる人々のこだわりも相当なもので、決して使い捨てのような物を製造してゴミを増やすようなこともありません


 本日は、そんな「良い物を永く使う」という習慣の原点ともなっているアンティーク& リサイクルのマーケット、クリニャンクール(サントゥーアン蚤の市)をご紹介しましょう。

メトロの駅「Porte de Clignancout」を出た所。サントノーレやシャンゼリゼとはまったく違った雰囲気です。

広大な敷地を埋め尽くす屋台。ここではアフリカなどで生産された安価なアイテムが多数売られています。

 パリの蚤の市は1850年、パリ市街を追い出された廃品回収業者が城壁の門(Porte・ポルト)周辺に露店を開いたのがその始まり。もちろん現在は城壁は取り壊されておりますが、このクリニャンクールのメトロの駅名「Porte de Clignancout」を見ると当時の名残が感じられます。

そろそろ暖かくなってきたこともありTシャツが良く売れていました。デザインはなかなか可愛いです。

お土産にピッタリなガラクタ(し、失礼)が一杯。

路上にはアフリカの民芸品が。かつての植民地政策の影響もあり、アフリカからの労働者が多いのもフランスの特徴です。

クリニャンクールには古本屋さんも沢山あります。何の本かは不明。

本場のクレープ屋さん。原宿ほどではないにしろ行列ができるほどの人気です。

こちらは住所表示の看板。ひょっとしたら本物?そういえば昔旅行へ行く度にペナントかってました(^_^;)

 週末になると(というか週末しか営業していません。土、日、月曜日の週3日の営業です)前へ進むのも困難なくらいの混雑振り、ほんと多くの人に支持されているのが良くわかります。

 メトロを降り、地上に上がった瞬間から始まる露店の数々。しかしここで売られているのはアフリカや東南アジアなどで製造された粗悪な品物がほとんどなので注意が必要。まっすぐ歩いていき高速道路を越えたあたりから露店ではなく常設の店舗が始まり、お目当てのアンティークはここにあります。

ここからが蚤の市。このような細い通りが無数にあります。迷子にならないように注意!

ガラクタにも見えるし、美術品に思えるし、やはり見る目がないと買い物は難しい。

ガラクタのように積み上げられている美術品?の数々。宝探しの雰囲気ですね。


 その広さは3万平方メートルと広大ですが、売っている品物のカテゴリーによってある程度の場所が決まっており、慣れている地元民は結構効率よく買物をしているようです。
 ぶらぶら見ているだけでも楽しめること請け合いですが、スリが多いので貴重品にはくれぐれも気を付けること、また、お買物の際には値切るのを忘れないようになさってください。

 一風変わった趣のパリ土産が見つかるかもわかりませんよ。




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