|
今週のレポーターは
|
 |
ファッション、芸術と並びフランスで有名なものと言えばワイン。生産量はお隣のイタリアと競い合っているというものの、豊富な種類と品質においては名実共に敵なし、世界中のワイン愛好家を虜にしています。
このようなすぐれたワインが生まれる理由のひとつには、フランスがぶどう栽培に適した気候と地形、土壌に恵まれている点にありますが、2000年以上にわたる歴史とフランス独自の「ワイン法」によって厳しく管理されていることも忘れてはなりません。
ワインそのものは、聖書の中にも登場することからも分かるように古代から存在しておりますが(イエスキリストが最後の晩餐で食していたのは有名ですよね)、フランス(当時はガリアと呼ばれていました)に持ち込まれたのは紀元前1世紀頃のようです。その後、2世紀にはブルゴーニュ、ボルドー地域、4世紀にはシャンパーニュへと広がっていきました。
更に18世紀には、ガラス瓶やコルクが利用されるようになり、世界中に流通するようになってきました。
 |
 |
| こちらがワイン博物館。もともとはパッシー大修道院のワイン貯蔵庫でした。 |
この長い階段を下りきったところにありますので、ガイドブックなどにも載ってはいるものの、たどり着けない旅行者も多いようです。
|
ワインの熟成には、温度(14℃前後)と湿度(70%以上・湿度が低いとボトルのコルクが乾燥する為、ボトルの口とコルクの間に隙間ができ、そこから空気が入り込みます。結果ワインが酸化してしまいます。)が大きな影響を与えるため、独特のカーブ(貯蔵庫)が必要になります。現在でも、お金持ちのお宅には、そういったカーブが備えられておりフランス人にとってのワインが如何に身近な存在であるかが伺えます。
今週ご紹介するワイン博物館(Musee de Vin)も、400年以上前に建てられたパッシー大修道院のワイン貯蔵庫を改造して一般に公開されるようになったものです。
場所は、パリ市内で最も高級な住宅地である16区(セイジエム)のパッシー。近くには界隈に住むマダムご用達の高級ブティックが立ち並んでいます。パッシーそのものは山の手に位置しますが、このワイン博物館は急斜面を下った谷底?にあり、ワインカーブの条件を満たす絶好の場所となっています。
 |
 |
| ワインを管理する当時の人々の様子 |
こちらはワイン醸造の様子です。
|
 |
 |
 |
| 中は長いトンネル状になっており、迷路状態。 |
ワイングラスのコレクションです。中には美術品としての価値がある物も・・ |
ワイン飲みたさに地下のカーブへ降りてきたお人形 |
内部には、醸造器具を初め、昔のワインボトルや美術品とも言えるグラスのコレクションが多数展示されており、ブドウ栽培から瓶詰めまでの工程が人形によって再現されています。迷路状態の洞窟の中を順路に沿って歩いていくと、ワインの歴史が順序だてて説明されておりなかなか興味深いです。
 |
 |
 |
| 当時のワイン。今と全く変わっていないことが良く分かります。
|
このお兄さんもお人形です。道に迷っても聞く人はお人形だけ?
|
ワインの味見をするナポレオン。こんなところにも登場するとは、さすが有名人。
|
また、館内はレストランになっており、フランスの伝統料理やチーズを食べながら色々なワインを楽しむことができますので、昼食を兼ねて訪れてみるのも良いかも分かりません。
営業時間は10:00〜18:00まで。
ワインを初め、ワインに関連した小物もお土産として購入することができます。
|