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「Hotel」 って「ホテル」?
Hotel(オテル)が集まるパリのマレ地区 Vol.2

 

先週に引き続き、パリで最も古い街並みを残すマレ地区からレポートします。 このエリアというのはサン・ルイ島と並んで17世紀のパリの中心。

現在でも貴族の館や 当時の邸宅がそのまま残されており、美術館や図書館として利用されています。 こういった建物が【HOTEL(オテル)】という名前で市民から慕われていることは 先週お伝えした通りですが、17〜18世紀の街並みをもう少し詳しくご紹介していきましょう。

まず、このエリアで忘れてはならないのが「ヴォージュ広場」

あのヴィクトル・ユーゴが 1832年から1848年までの16年間を過ごしたヴィクトル・ユーゴの家もここにあります。 有名な「レ・ミゼラブル」もこの家で書かれたとされており、中にはドラクロアによって 描かれた肖像画なども展示されています。

1:パリ最古の広場と言われているヴォージュ広場。 2:市民の憩いの場となっており砂場では近くの子供たちが遊んでいました。 3:広場の真ん中にはルイ13世の銅像が据えられています。
広場を取り囲む回廊。ヴィクトル・ユーゴの家を始め、高級なレストランも沢山あります。 レ・ミゼラベルの作者でもある有名な政治家ヴィクトル・ユーゴが住んでいた家がここヴォージュ広場にあります。 ベンチで何やら打ち合わせ中の人達。優雅な仕事振りが伺えます。

16世紀中頃に王宮として建造された建物で、南側正面には王の館(パヴィヨン・デュ・ロア)、 北側には王妃の館(パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ)があります。中央の庭園は王族以外にも 入ることが許されていたこともあり、決闘の場所としてもしばしば使われたと言う歴史があります。

この当時、貴族が住んでいた屋敷のいくつかが、周りに点在するHOTEL(オテル)となっている 訳ですが、その代表的な建物がカルナヴァレ館(Hotel Carnavalet)。現在はパリ歴史博物館となっており古代から現代までのパリの移り変わりが一目で分かるように紹介されています。

具体的には、16世紀に建てられたカルナヴァレ館で古代から1789年の革命前夜までの資料、 それ以降は、別館にあたるプルチェ・ド・サン・ファルジョー館において展示されています。

4:Hotel Carnavalet(カルナバレ館) 現在はパリ市の歴史博物館として一般に公開されています。 5:こちらが歴史博物館の入口です。 6:Hotel de Lamoignon(ラモワニョン館)現在はフランス革命の資料が豊富に揃っているパリ市歴史図書館です。
7:Hotel Sale(サレ館)現在は国立ピカソ美術館として使用されています。 8:有名な絵画だけではなく158点に上る彫刻。他に直筆の書簡なども展示。すべてピカソが亡くなった際に遺族が相続税として納めたものです。 9:このピカソ美術館には、ピカソの作品が3500点あまり展示されています。

続いて有名なのがピカソ美術館として使用されているサレ館(Hotel Sale)です。こちらは17世紀の塩税徴収官の館で「サレ」というのは「塩」を意味しています。 中には絵画203点、彫刻158点、版画1600点、陶器88点など計3500点余りのピカソの作品が収められており、青の時代、バラ色の時代、キュービズム、新古典主義と彼の作風を時代別に展示されています。

これらの作品はすべてピカソの遺族が相続税の代わりに納めたということですが 一体幾らの価値があるのか想像もつかないですね。

サレ館(ピカソ美術館)と1ブロック離れた場所には国立公文書館(Hotel de Rohan・ロアン館) がありますが、こちらは年に1〜2回開催される展示会の時と、9月の文化遺産の日のみの一般公開 となっています。

10:カルナバレ館の中はこんな感じ 11:周りには歴史的な建物が一杯。標識を見ているだけで何故かワクワクしますね。 12:首飾り事件で失脚したロアン枢機卿の邸宅だったロアン館(Hotel de Rohan) 中世の雰囲気がそのまま残っています。

また、このエリアにはユダヤ人街があり、ヘブライ語で書かれた看板が目立ちます。 ユダヤ独特の食料品店やレストラン。ユダヤ教会やタムルートなどを販売するショップがあり、我々日本人には普段味わえない雰囲気も持っています。

13:近くにはユダヤ人街があります。ここはユダヤの食料品店。看板にはダビデの星が掲げられています。 14:ユダヤの聖書、タムルートなど宗教グッズが販売されているお店です。 15:パリのデパート「サマリテーヌ」の創業者コニャック氏のコレクションが展示されているコニャック・ジェイ美術館です。



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