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今週のレポーターは |
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ヴィヴィアン・ウエストウッド回顧展
PIRATE(1981)
から Witches
(1983)
まで
キャットウォークデビューで世界的なデザイナーへ
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いよいよ来週から開催する「ヴィヴィアンウエストウッド回顧展」。
ヴィヴィアンファンはもちろんのこと、ファッションに興味を持つ多くの人達に新鮮な驚きを与えるに違いないと確信しています。
今週も、その展覧会の予告編とも言えるヴィヴィアンの歴史を年代を追って解説します。更に詳しく知りたい人は是非、会場の方に足を運んで下さいね。
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会 期 : 2005年11月23日(水・祝)〜2006年1月15日(日)
開館時間 : 午前10時〜午後10時
場 所 : 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
入場料 : 一般1300円/高校・大学生1000円/4才〜中学生700円
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今週ご紹介するのは、79年にショップ名を「World's End」に変更、ストリートからモードへ転身することにより世界中の注目を浴びることになったヴィヴィアンウエストウッドの活動です。
80年代に入り、パンクブームが急激に衰退していきましたので、この新しいショップの登場はある意味、時代の先取りだったと言えるかもわかりません。伝統を重んじながらも、独創的、且つ革新的な作品を生み出した80年代初めのコレクションをご覧下さい。
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1980年代の初め、マルコムとヴィヴィアンの仕事に転機が訪れます。
マルコムは相変わらず音楽に取り付かれていましたが、ヴィヴィアンはデザイナーとしての自分自身を意識するようになります。「英国の地下鉄のような暗い感じから抜け出したい」と考えていたヴィヴィアンに対して、マルコムは「何かロマンチックなものを歴史の中から探してみたら」というアドバイスを与えます。
この言葉がきっかけとなり、店は再び改装され現在のショップである「Worlds
End」が登場します。
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| 現在のワールズエンド。キングスロード430のこの場所では、昔と違ってパンクファッションを見かけることはありません。 |
オープン当事のワールズエンドの店内。わざと床が持ち上げられ、斜めになっています。ガリオン船をイメージしただけあって船酔いしそうになります。 |
ここに書かれているどおり、昔パンクだったヴィヴィアンさん。サッチャー元首相のパロディショットです。 |
店には、小さな窓が備えられ昔のスペインのガリオン船をイメージして造られました。床や棚は傾斜しており、天井は低くされました。店の内部と正面には13時間を表示する時計が掲げられ、凄い速さで逆回転。これは現在でも変わっていません。
パイレーツ
Autumn/Winter 1981
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| 1981年3月31日に行われたパイレーツコレクションショーの招待状です。 |
パイレーツコレクションの現物です。多くの来場者が熱心に見入っていました。 |
斬新な発想、豪華さ、可愛さを兼ね揃えたデザインは高い評価を得ました。 |
ここでご紹介しているパイレーツコレクションは、ヴィヴィアンとマルコムが始めてキャットウォークで発表したものです。
ショーではマルコムによるラップミュージックと大砲の音を響き渡らせるといった演出も成されたようです。コレクションは、海賊の黄金時代をイメージされており、ダンディな海賊を思い起こさせるものとなっています。パンクと同じように、男女の区別が無いのも特徴です。このショーによってヴィヴィアンはファッションの表舞台に駆け上がることになります。
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| まさしく海賊の黄金時代といった感じですね。 |
1981年秋冬コレクションショーでの一こま。 |
ダンディな海賊というコンセプト通り、すべてユニセックス仕立てとなっています。 |
Nostalgia of Mud
Autumn/Winter 1982-1983
マルコムの支援もあり、ヴィヴィアンの世界はどんどん広がっていくことになります。
「知性と言う囲いから抜け出て、私たちが忘れ去ったと信じているタブーや神秘的な事柄を表現したい」と言うマルコムのアドバイスから、ヴィヴィアンは、ナショナル・ジオグラフィック誌を手に取りエスニックでプリミティブなルックスを見つけ、新しいコレクションを開発していきます。
彼女の2番目のコレクションはサヴェッジ(S/S 1982・Savage)でした。フロックコートに描かれたアメリカインディアンのパターンや外人部隊の帽子、エスニック柄のショーツなどが組み合わされています。
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| 1982年3月24日に行われたNostalgia
of Mudコレクション発表会(ファッションショー)の招待状です。 |
すべてのコレクションが泥色に染められノスタルジックなイメージが表現されました。 |
ルーズフィットが特徴のシルエット。だらしなく見えないところがヴィヴィアンの拘りです。 |
その後に、Nostalgia of Mud(A/W 1982・泥の郷愁)コレクションが発表されます。
大きくてボロボロのスカート。羊革のジャケットなどすべてが泥の色に染め上げられノスタルジックな雰囲気が表現されています。
1982年3月には、Nostalgia of Mudという2店舗目のショップがオープンされます。壁には世界地図が張られ、内部は考古学の発掘現場のようにデザインされました。ブーズー教の道具によって泥が積み上げられ、足場が無造作に組まれているといった状況で、店を訪れたヴィクトリア&アルバートミュージアムの学芸員は「店舗としての余りのユニークさに非常に大きな驚きを感じた」と記述しています。
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| 一見するとホームレスの衣服のようですが、これが中々可愛いいんです。 |
こちらもNostalgia of Mudコレクション。来場者の関心の高さにはちょっと意外な感じさえしました。 |
魔女 (Witches)
Autumn/Winter 1983-1984
ヴィヴィアンはニューヨークのグラフィックアーティストであるキース・ヘリング(Keith
Haring)の作品の中に、蛍光塗料でプリントされた神秘的で魔女的な柄を発見したのをきっかけに、マルコムと暗闇の精神を呼び起こす試みを始めます。
これは、ウイッチーズ(魔女)コレクションとして1983年に発表されることになります。
ウイッチーズコレクションは、特大のジャケット(一見すると子供がお父さんの物を借りてきているような感じさえします)&コート(綿のマッキントッシュで作られたこちらも巨大なコート)が特徴で、ジャガードのボディ、チューブスカート、尖った帽子(まさしく魔女っぽい!)などと合わせられています。
このウイッチーズコレクションは、マルコムとヴィヴィアンの最後の共同作業になりますが、2人のクリエイティブなパートナーシップは、斬新なカテゴリーを世に紹介したという意味において大きな功績となっており、その影響は現在のファッションにも引き継がれています。
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こちらがキースヘリングのイラスト。1983年3月21日パリで行われたショーの招待状です。 |
セこちらが魔女コレクションの実物です。だぶだぶのコートと尖がった帽子が特徴です。 |
来週は、この特集の最終回。マルコムとの決別後のヴィヴィアンの活躍をご紹介します。皆さん御馴染みのコレクションも登場するかも・・・ ご期待下さい。
★ヴィヴィアンウエストウッドの商品ページはこちら
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