|
今週のレポーターは |
 |
|
|
|
アベ・ピエール神父死去
ノートルダム寺院でのお葬式をレポート
|
「フランス人が最も愛する有名人アンケート」で1998年にジダンが選ばれるまで長年1位だったアベ・ピエール神父が1月22日、94歳で亡くなりました。
26日にパリ・ノートルダム大聖堂でシラク大統領を始め、各界から多くの人が訪れ、お葬式が行われました。今週はその告別式の模様をお届けしたいと思います。
 |
 |
 |
アベ・ピエール神父の死は、各メディアの一面トップ記事に。
|
|
老若男女、人種を問わず、約3万人が葬儀に参加しました。 |
では、アベ・ピエール神父はどんな人だったのでしょうか?
1912年にリヨンに生まれたアベ・ピエール神父は、裕福な生糸商人の5番目の子供で、18歳で父の遺産を慈善事業に寄付します。その後最も貧しいといわれる托鉢修道僧の団体であるカプチン修道会に入り、第2次世界大戦中はナチスによる占領下のフランスで多くのユダヤ人を助けました。
1954年には「友よ、助けを!この早朝3時に一人の女性が凍死した」とホームレス救援を要請しました。この時予想以上の反応があったことから、その後、積極的にメディアに出て助けを求めました。
生涯に渡ってホームレスや貧しい人、弱者達への救済などの慈善事業を続けたアベ・ピエール神父。
そんな彼の葬儀に参加した人は約3万人。老若男女、人種、宗教を問わず様々な人々が集まって いたのが印象的でした。
来ていた人達は皆、寒い外で彼の葬儀中、ずっと彼の死の悲しみに浸っていました。
 |
 |
 |
葬儀に参加している人達は、グレーのスーツや、暗めの色のスーツを着ていました。
|
|
シラク大統領の悲しい顔が印象的でした。 |
シラク大統領を始め、次の大統領選挙に出るニコラ・サルコジー、ロワイヤル(旦那の方が出席、同じく大統領選挙に出る妻セゴレンヌ・ロワイヤルは地方へ演説)、俳優では、ジャン・レノ、また多数の政治家や有名人が葬儀に参加していました。
この葬儀で思ったのが、こういう公式な葬儀においても、皆さん結構カジュアルというか、色は
地味でしたが普通のスーツを着ていたこと。日本の葬儀では黒一色なのに対し、フランスでは 明るい色の服を着ていなかったらいいといった感じで、グレーのスーツを着ていた人も多かったように思います。
 |
 |
 |
アベ・ピエール神父へのさよならのメッセージを書いてきた人もいました。
|
音楽が流れている間に時々映る、美しいノートルダム大聖堂の内部。
|
アベ・ピエール神父、さようなら・・・。 |
シラク大統領は、アベ・ピエール氏の棺の前に座っていました。時々映るシラク大統領の悲しい顔や涙を流している姿を見ると、神父の死によって国中が喪に服している様が感じられました。
|