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今週のレポーターは |
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奇人変人と言われている人が後にものすごい評価を受けたりすることがありますが、今週ご紹介する
シュヴァルという人もその一人。
フランスのリヨンの近くにあるオートリーヴという本当に小さな町に、理想宮を建設し、後にピカソをはじめとした偉大な芸術家達に高く評価された人です。
このシャヴァルの理想宮は、フランスを代表する観光名所となっており、気候がよくなってきた最近は、毎日多くの観光客で賑わうスポットとなっています。
今週は、そんなシュヴァルの理想宮からレポートしましょう。
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フランスの田舎町、オートリーヴへようこそ! |
それでは、シュヴァルの理想宮へ行ってみましょう。 |
遠くから見たシャヴァルの理想宮です。 |
フェルディナン・シュヴァル (1836-1924)は、このオートリーヴのすぐ近くの町で生まれました。
13歳になるとパン屋で働きましたが、その後郵便配達の仕事を始めます。
彼が43歳の時、ある石につまづきます。その石は変な形をしていました。そして、その石を持って帰ります。翌日、その場所に戻ったらもっといい石を見つけました。
そこから彼は「そうだ、建築家と石工になろう!」と決意したのがこの理想宮建設のきっかけだそうです。
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近くに寄るとその大きさに圧倒されます。 |
こちらは裏側です。 |
彼はこの荷押し車で石を運んでいました。 |
彼は仕事を終えると、5〜6キロも離れたところまで石を集めに行き、自分の庭に理想宮を造り
はじめました。
いく日もいく日も、黙々と造り上げていったわけですが、何とその大きさは
横幅26m×縦幅北14m、南12m×高さ10m!私も以前からガイドブックで読んだりしたことはあるものの、実際の理想宮を見て「エエーッ!こんなに大きかったんだ!!」とビックリしてしまいました。
もちろん、大きさだけではなく、細部にわたるまで手を抜かずに仕上げられた技術と、芸術的な価値からは、彼の情熱というか、執念さえ感じられます。
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2階へも上がれます。結構広いバルコニー。 |
やしの木がある方角は南です。なかなか分かり易い。 |
左からシーザー、ヴェルサンジェトリクス、アルキメデス。 |
村の人からは、「無口な気違いが変な建物を造っている」と言われ続けたそうです。もちろん、
彼も人の子、その過程でくじけたり絶望があったりしますが、そんなとき、手押し車とシャベルが こうささやいたと、石に書いてありました。
「自分自身がやろうと思っているならできるよ!」
「今やれば、天が助けてくれるよ!」
「この建物は何世紀にも渡って残るものになるよ!」
そんな天からの励ましやお告げを聞き、孤独との戦いの葛藤の中、彼は理想宮を造り続けました。
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細部に渡って細工が施されています。 |
いろんな国をイメージした建物があります。これはホワイトハウス。 |
シャベルと荷押し車が言った言葉がつづられています。 |
以下のような名言が現在も石に残されています。
「目標に達するには、かたくなに仕事をしていかなければならない」
「絶望するな、望め!ある日太陽が出てきてくれる」
「金(宝)が欲しいなら、自分のヒジ(腕)を見ろ。そこには金(宝)がある(働くことによって
宝が見つかる)」
「1分経つと、1分前には戻れない」
「一生懸命仕事をすれば、成功する」
「過去の仕事が、後の成功につながる」
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彼の哲学がいろんな石に残されています。 |
庭の脇もこんなに凝った階段が! |
リュベロン地方はヤギの多い地域。近くにはチーズ工場が沢山あります。 |
そして、彼はこうも書いています。
「この建物は、ある一人の田舎に住んでいる男によって出来た。(別に特別な人が造ったわけではない、
誰にでも出来る可能性があるという意」
「人生はすきま風が通るように早いが、石に書いたこと(思想)はずっと残る」
この言葉を聞いてどう思いましたか?私は、この理想宮の美しさと同時に、この言葉にも深く感動しました。彼が残した理想宮は、今では世界中に知り渡り、観光客が絶え間なくこの地を訪れます。
現在、彼の思いが実現したことを考えると、大きな感動がこみ上げてきますね。
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