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チーズ工場

日本では馴染みの薄い山羊のチーズ


我々日本人がチーズを口にするようになったのは、昭和初期、雪印乳業と明治乳業がプロセスチーズを量産し始めたのがきっかけだと言われています。

しかし、ヨーロッパでのチーズの歴史は長く、紀元前1000年以上前に書かれたギリシャ神話にもチーズが登場 していますし、イタリアの代表的なチーズ、パルメザンやゴルゴンゾーラも同時期に存在していたことが分かっています。

また、日本では牛乳から作られたチーズが一般的ですが、実は山羊乳から作られたものの方が歴史は古く、ヨーロッパでは多くの人々に愛されています。

日本ではあまり馴染みの無いヤギのチーズ。匂いはとてもキツイですが、ブルーチーズのように慣れると止められないほどクセになる美味しさなんです。

これらは全てヤギのチーズの種類です。

今回は、ジリベールさんのチーズ工場を見学してみましょう。

オーナーのパスカルさん。

山羊は1〜3月に子供を産み、その後7月頃まで乳を出しますから、今の季節はまさしくシェーヴルチーズ(山羊乳のチーズ)の旬。そんな訳で、南仏フランス・リュベロン地方にあるヤギのチーズ工場(フロマージュリー)を訪ね「チーズがどのようにしてできるか?」 を見学してきました。

あっ、みんな私を見てない?それもあんなに遠くのヤギまで!

エサは一列に並んで食べます。ヤギの前にある白い塊は塩。

ミルクを搾るところへエサを置いて連れ寄せます。

まず、ヤギ小屋から。ここでは、生まれた年によって柵にわけられています。その数なんと240匹!

生まれたばかりのヤギはまだ細菌に対して弱いため、2日間は必ずお母さんヤギのミルクを飲みます。 その後、お母さんヤギは別の小屋へ連れて行かれます。

大人のヤギは1日2回コーンやマメなどの餌を食べます。そして、何やら白い塊が。これは塩の塊で、いいミルクを出すには塩が必要なんですって。それにしてもしょっぱそうです。

後ろを向いて、搾るパイプを付けていきます。

ジャンジャン溜まっていくミルク。

高さ1.5メートルほどのタンクにミルクを入れます。

1日2回ミルクをしぼり、そのしぼられたミルクは大きなタンクへ。その後チーズ工場へ運ばれ、4日間かけてチーズを作ります。

ここでは、他から菌が一切入らないようにチーズを作る人しか入ることができません。働く人達も専用口から入り、靴もラボ用に履き替えます。菌って目では見えませんから、 非常に神経を使っているのが良く分かります。

タンクの中では、ヘラのようなものが回っていました。

その後、穴の開いた容器に入れます。

こんな感じでチーズを熟成させます。

それにしてもこのラボの中は、クラクラするほどのおいしそうなチーズがたくさん! 私が物欲しげな顔をしていたのを察したのか、チーズ工場の主であるドミニクさんに 「食べる?」なんていわれてしまい、3種類頂いたところ、「今まで食べてきたチーズは 何だったんだろう・・・」と思ったぐらい新鮮でクリーミーなチーズでした。

このチーズ工場の持ち主であるパスカルさん&イザベルさん夫婦は、とても熱心に説明してくれました。

出来上がったチーズは種類によって分けられます。

新鮮そのもののチーズにゴクリ!

とても熱心にチーズ作りを教えてくれた奥さんのイザベルさん。


ああ、それにしてもこんなにいっぱいのヤギを見たのは人生で初めて! 翌日、訪問した人達に「ヤギがいっぱい夢に出てこなかったかい?」と聞かれてしまった ほどの圧倒感でしたよ!

 


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